基本的に,B型肝炎ウイルス自体が肝細胞を壊すことはありません。
ヒトの免疫機能がB型肝炎ウイルスを排除しようとして免疫反応が起きた時に,肝細胞ごと破壊しようとしてしまい,様々な症状が生じてしまうのです。
したがって,B型肝炎に感染した時の免疫機能の発達度合で,症状も変わってきます。
免疫機能が発達した成人がB型肝炎ウイルスに感染した場合,自覚症状のないままウイルスが体外に排出される方も多いです。
20~30%の方は,1~6か月の潜伏期間の後,全身の倦怠感,食欲不振,嘔吐,悪心,褐色尿,黄疸などの急性肝炎の症状が出ることがあります。
もっとも,一過性の感染にとどまる方が多く,症状の重い劇症肝炎になる方は1~2%と言われています。
しかし,免疫機能が不十分な子供の頃にB型肝炎ウイルスに感染した場合,B型肝炎ウイルスを排除しようとしないため,持続感染した状態が続いてしまいます(無症候性キャリア)。
そして,思春期を過ぎて免疫機能が発達してくると,B型肝炎ウイルスを排除しようとして肝炎が起こり始めます。
一般に10~30歳代一過性に強い肝炎を起こした後,増殖性の高いウイルスから比較的おとなしいウイルスに変化します。
おとなしいウイルスになった後は,多くの場合そのまま生涯強い肝炎を発症しません。しかし,10~20%の人は慢性肝炎へと移行し,その中から肝硬変、肝臓癌になる人も出てきます。
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